研究課題/領域番号 |
10680397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 豊田工業高等専門学校 |
研究代表者 |
竹下 鉄夫 豊田工業高等専門学校, 情報処理工学科, 教授 (20149933)
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研究分担者 |
江崎 信行 豊田工業高等専門学校, 情報処理工学科, 助手 (80311033)
岡部 直木 豊田工業高等専門学校, 情報処理工学科, 教授 (90109273)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 署名 / 署名照合 / 署名識別 / 指書き文字 / オンライン照合 / 文字認識 / パターン認識 / 署名認識 / オンライン署名 / ディジタイザ |
研究概要 |
人が自然な形で、かつできる限りの時間精度が良いデータを収集できるよう、二つの入力機器を用いて指書き文字の収集を行った。使用した入力機器は、(1)3次元ポイティングデバイスPHANToM(TM)と(2)ディジタイザである。 3次元ポインティングデバイスは、その名の通り、指先にサックを装着し、3次元空間内を動かすことにより、x、y、zの3次元座標値データを10ms間隔にて収集できるものである。ディジタイザではペンを用いるため、指で書くという当初の目的は達成することができないものの、x、yの2次元座標値の他にペン先圧力、ペンの傾きまで計測でき大量のデータを収集できた。 3次元空間に指先で文字を書くという、前例のないデータを処理するため、最初は丸やレ点といった、簡単な記号の入力・認識から始めた。二つの記号は、始点・終点間の距離と全体の軌跡の長さとの比を用いることにより正確に認識できることが判明した。 複雑な文字を収集するに際しては、人には拘束のない3次元空間内で指書き文字を書いた経験がないことから、3次元空間内に仮想平面を置き、この上で文字を書くことと、拘束のない3次元空間内で指により文字を書くことを比較した。 以上のような、条件を変えた中で、3次元ポインティングデバイスを用い、10人の被験者から、各100文字の指書き文字を書いてもらいデータを収集した。また、ディジタイザを用い、各被験者から100回に亘り署名データを収集した。これらの総データ数は一万文字を超え、今後の研究に役立つ貴重なデータベースを作成できた。 注:PHANToMはSensAble Technologies社の登録商標である。
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