研究課題/領域番号 |
10680423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
圓川 隆夫 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70092541)
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研究分担者 |
梅室 博行 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 講師 (80251651)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | Design Rationale / IDEF / 設計開発モデリング / 設計開発プロセス / デザインラショナーレ / 設計空間モデル / コンティンジェンシー / conjecture / analysis-synthesis / 業務分析 |
研究概要 |
本研究では設計開発効率化のためのマネージメントツールとしても役立つように、設計空間プロセスモデル、すなわちデザインラショナーレの考え方に基づく、以下に示す事柄についての提案、成果が得られる。 (1)記録フォーマットのカテゴリー化による効率化 デザインラショナーレのもととなる記録フォーマットについて、その記録の手間の効率化と、それに基づく過去や現在進行中の問題点摘出を容易化するために、議論の部分をその内容によるカテゴリー化(時期、機能定義から仕様、修正、確認、運用、メモ、テスト、スケジュール等の種類、議論の権威レベル)を行った記録フォーマットの提案を行うとともに、その有効性を示した。特に問題点となり得る修正については、さらに4つのタイプに分類し、フォーマットの構造化を実現できた。 (2)問題点摘出のための遷移パターン手法の開発 上記フォーマットに基づき、正常、問題の発生しているパターンを検出するための議論の推移をダイアグラムで標記する手法を開発した。 (3)IDEF3による支援ツールの開発 記録フォーマットおよび遷移パターンダイアグラムの支援ツールを開発するために、IDEF3を援用し、記録についてはそのエバリエーション機能を用い、また遷移パターンダイアグラムについては、プロセス・フロー・ダイアグラム(PFD)とオブジェクト状態遷移ネットワーク(OSTN)を活用したインプリメンテーションを行った。 以上の提案および開発したものについて、実際の比較的大規模なソフト設計開発プロジェクトを用いて、その有効性を検証した。
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