研究課題/領域番号 |
10680532
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
|
研究機関 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 |
研究代表者 |
相良 雅史 放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, 研究員 (30291107)
|
研究分担者 |
今井 高志 放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, サブグループリーダー (50183009)
二宮 康晴 放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, 研究員 (70300910)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | NPAT / ATM / bi-directional promoter / CRE / NLS / GFP / bi-directional / ルシフェラーゼ / ゲルシフト |
研究概要 |
第一に、ATM遺伝子及びNPAT遺伝子の転写制御のメカニズムを解析するために、ルシフェラーゼアッセイを行ったところ、両遺伝子の転写開始点にはさまれた領域は、どちらの遺伝子の方向に対してもプロモーター活性を持つことから双方向性を示すことと、それぞれ異なる領域が転写活性化に重要であることを明らかにした。次に、このプロモーター領域にどのような転写因子が結合しているか、ゲルシフトアッセイで解析した結果、CREに類似した配列及びE2Fに類似した配列に何らかの転写因子が結合していることから、これらの配列に変異を導入してプロモーター活性を調べたところ、これらの配列がどちらの遺伝子の転写に対しても関与しており、特にCREに類似した配列が重要であることが明らかにした。そこで、CREに類似した配列付近をプローブとしてゲルシフトアッセイを行ったところ、この配列にはCREBなどの転写因子とは異なる新規の転写因子が結合していることと、双極性の結合能を持つことが明らかにした。 第二に、NPAT遺伝子産物が核タンパク質であると推定された理由は、カルボキシル末端領域に核移行シグナルと推定される、塩基性アミノ酸が4つ連続した配列が3ヶ所存在するためであるが、これらの配列の解析をGFPとの融合タンパク質を用いて行ったところ、NPAT遺伝子産物が核タンパク質であることと、核への移行には3ヶ所の4連続塩基性アミノ酸配列全てが必要であることを明らかにした。また、NPAT遺伝子産物の中間部の20アミノ酸配列についても、新規の核移行シグナルとして機能していることを明らかにした。
|