研究課題/領域番号 |
10680539
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境保全
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
古内 正美 金沢大学, 工学部, 助教授 (70165463)
|
研究分担者 |
木嶋 敬昌 金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (30303259)
金岡 千嘉男 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (00019770)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | 浮遊粒子状物質 / ナノサイズ / 静電分級装置 / 粒径別成分 / あるがまま / 質量分析 / 浮遊粒子物質 |
研究概要 |
本申請研究課題では、静電分級装置(DMA)によるナノサイズ大気エアロゾル粒子の精密分級と、各種分析装置を組み合わせた新しいタイプの超微粒子粒径別成分分析装置を開発することを目的として、以下の検討を行った。 1)静電分級装置(DMA)の設計・試作とナノサイズ大気エアロゾルの分級 ・超微粒子精密分級を目的として、数nm〜0.1μmを分級範囲とするDMAを新たに設計・製作し、その分級性能と粒子荷電装置に検討を加えて、性能を確認した。 ・試作DMAのナノサイズ大気エアロゾル分級精度を確認した。 2)大気中浮遊粒子状物質の濃度と成分の継続的測定 大気エアロゾル成分測定手法に関する検討を行うにあたっての測定点における大気汚染の現状を把握することための基礎データとして、平成10〜11年度の間、大気エアロゾルの濃度と成分を種々のサンプリング・分析方法で測定し、季節的濃度変動、昼夜別粒径成分の差、道路交通影響を明らかにすると伴に、測定手法を確立した。 3)大気エアロゾルの'あるがまま'直接成分測定法に関する検討 大気エアロゾルの粒径別の直接的な成分測定法を確立に関連して、以下の検討を行った。 ・試作DMAによるナノサイズエアロゾル粒子と分級と直接成分測定システムの構築 ・ICP発光分析装置による大気エアロゾルの直接成分測定 ・インピンジャー捕集粒子のICP発光分析装置による成分測定 ・インピンジャー捕集粒子のGC-FIDによる微量有機化合物の測定 4)大気エアロゾルのオンライン成分分析法に関する調査および基礎的検討 大気エアロゾルのオンライン成分測定に関する調査検討を行い、大気エアロゾル粒子を核として液滴成長させ、これを捕集分析する手法に検討を加えた。
|