研究課題/領域番号 |
10680604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 福井医科大学 |
研究代表者 |
犬塚 學 福井医科大学, 医学部, 助教授 (00135104)
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研究分担者 |
木川 芳春 福井医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (90143940)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 糖新生 / FBPase / 転写制御 / ビタミンD3 / レチノイン酸 / 核内レセプター / VFRE / RARE / 遺伝子診断 / VDRE |
研究概要 |
2つの脂溶性ビタミンA、Dが、生命の維持に必須の糖新生に、直接的に関与することを証明し、その分子作用メカニズムを明らかにすることができた。 1)ドイツ人のFBPase欠損症患者における突然変異の検出。 15症例中3症例にのみ、コーディングフレーム上に変異を同定し、他の12症例では検出されず、発現制御の異常が考えられた。 2)ヒトFBPase遺伝子の転写制御領域のクローニングと塩基配列の決定した。 3)ヒト単球およびHL60白血病細胞において、FBPase遺伝子が活性型レチノイン酸(atRA,9cRA)およびビタミンD3により発現誘導されることを明かにした。 4)この転写制御領域に存在する一つの応答領域RARE/VDREがRARおよびVDR両核内レセプター蛋白による転写誘導に機能することを、in vivo,in vitroの両アッセイ系で明かにした。 5)以上のように、両脂溶性ビタミンが単球系血液細胞におけるFBPase遺伝子発現の重要なモジュレータであることを示すことができた。 6)FBPase欠損症の遺伝子診断において、本遺伝子の転写制御領域の解析も重要であることが示された。
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