研究課題/領域番号 |
10680650
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
平芳 一法 京都大学, 再生医科学研究所, 講師 (80199108)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 転写調節 / ショウジョウバエ / RNA polymerase II / Paused polymerase / HSP70 / TATA / DPE / GAGA / GAGA因子 |
研究概要 |
転写調節の重要な一過程と考えられるPaused polymeraseの成立機序を解明するため、研究を行った。Paused polymeraseは、ある種の遺伝子で発見された現象で、RNA Polymerase IIが転写を開始した後、その伸展反応を停止する事により、転写調節を行っている。伸展反応を停止した状態のRNA Polymerase IIをPaused polymeraseと呼ぶ。当該研究期間において、1.その生物学的意義を探るため、ショウジョウバエの細胞培養系を用いてモデルシステムを作成し、Paussed Polymeraseが、遺伝子の活性化の初期速度をあげるのに寄与していることが明らかにした。2.クロマチンの解きほぐしに関与すると思われていたGAGA因子が転写そのものにも関与していることを示した。3.Paussed Polymeraseを維持する代表的な遺伝子であるショウジョウバエHSP70遺伝子の転写調節領域つまり、GAGA因子結合領域(GAGA)、ストレス応答の中心的な働きをする転写因子HSFの結合領域(HSE)、基本転写の中心的存在であるTBPの結合領域TATA box)、基本転写に同様に重要な働きをするTFIID結合領域(DPE)に変異を導入し、TBPおよびTFIIDの結合領域に変異を導入した遺伝子では、Paused polymeraseの形成が弱いという結果を得た。当該年度で行った解析は、培養細胞を用いたtransient transfectionの系であり、invivoの状態を忠実に反映する事は困難である。そこで現在、以上の結果をふまえ、transgenic flyを作成し、より詳細な解析を行っている。
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