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左右非対称性決定遺伝子(ino)の機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 10680689
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 発生生物学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

横山 尚彦  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70191525)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード左右非対称性 / inv / 内臓逆位 / アンキリン / 細胞内局在 / 細部内局在 / 遺伝子 / Xenopus
研究概要

我々の身体という空間内における位置決定は頭尾軸、背腹軸、及び左右軸によって決定される。右と左は外見は対称に見えるが、内部器官を見ると、ほとんど全ての臓器において位置、機能において左右非対称性が存在する。inv内臓逆位マウスは挿入変異により生じたと考えられ、我々は挿入部を解析することによって、その部に位置する遺伝子をクローニングし、さらに、その遺伝子がinv遺伝子であることをgene rescueによって証明した。本研究においては、その機能を知るため、まづ、マウスinv遺伝子の細胞内局在を検討した。inv遺伝子の細胞内局在を知るため、まず、GFPをinv遺伝子の前後につないだコンストラクトを作成した。
この融合遺伝子をcos7細胞にトランスフェクションし、翌日蛍光を観察した。結果はGFPを前につけた場合蛍光は細胞質に観察されたのに対し、後ろにつけた場合蛍光は核に観察されるという混乱した結果であった。そこで、タッグとしてさらにFlag,mycをinv遺伝子につなげたコンストラクトを作成して、その局在を検討した。トランスフェクション後、flag,mycに対する抗体を用いて、局在を検討した結果、その反応は細胞質にすべてコンストラクトにおいて観察された。inv遺伝子はC-末に核移行シグナルを持っている。そこで、核移行性があるかどうかを検討するため、いくつかのGFP-inv deletion mutantsを作成し、やはりcos7細胞に導入した。その結果核移行シグナルのみにすると、蛍光は核に観察されるようになり、inv遺伝子の核移行シグナルは機能していることが明らかとなった。以上の結果より、inv遺伝子は核と細胞質を移行し機能している可能性が考えられた。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Mochizuki, T: "Clcving of inv, a gene that continls left-right asyvevetry and kichvey developrit"Nature. 395. 177-181 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 横山尚彦: "循環器Now 分子循環器病学"南光堂. 258 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T Mochizuki, Y Saijoh, K Tsuchiya, Y Shirayoshi, S Takai, C Taya, H Yonekawa, K Yamada, H Nihei, N Nakatsuji, PA Overbeek, H Hamada, T Yokoyama: "Cloning of inv, a gene that controls left/right asymmetry and kidney development."Nature. 395. 177-181 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takahiko Yokoyama: "Murine situs inversus mutation, Molecular Cardiology, Cardiology NOW"NANKODO. 258 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mochizuki,T.: "Cloning of inv, a gene that controls L/R asymmetry and kidney dependent"Nature. 395. 177-181 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 横山 尚彦: "循環器Now16:分子循環器病学"南光堂. 258 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] T.Mochizuki: "Cloning of inv,a give that wrtnels left/right asymmetry and kiney development" Nature. 395. 177-181 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 横山尚彦: "循環器Now 分子循環器病学" 南光堂, 258 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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