研究課題/領域番号 |
10680735
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
佐野 護 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (60090429)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Radicicol / Neurotrophin / Dorsal root ganglion / Anti-Cancer drug / Geldana mycin / Goldanamycin / apoptosis / Neive Growth Factor |
研究概要 |
1、ニワトリ胚後根神経節より分離培養した神経細胞において、20nMのラディシコールは、単独でも、また各ニューロトロフィン;NT(NGF,BDNF,NT-3)の存在下でも神経突起伸展を増強させた。両者の効果は相加的であった. 2、同神経細胞に対する生存維持作用について、ラディシコールは神経細胞の生存を高め、また各NTの存在下でもその生存を増強させた. 3、上記のラディシコールの神経栄養因子作用においてTrkのチロシン燐酸化に影響しなかった。またMAPキナーゼの活性化にも効果を示さなかった.またPI-3キナーゼの阻害剤Wortomaninnは、ラディシコールの効果に影響しなかった。ラディシコールの効果は、NTの作用と異なったメカニズムが推察された. 4、DRG neuronは、十分量のNT添加状態で、シスプラチン、ビンクリスチン、タキソールなどの抗ガン剤などに極めて感受性が高く、細胞死が起こる。ラディシコールを加えると効果的に細胞死が抑制された。 5、ラディシコールやゲルダナマイシンの細胞内の標的がヒートショック蛋白質HSP90で、その阻害を起こす可能性が報告されている。低濃度(2nM)のゲルダナマイシンが、NTの添加、無添加状態で、ラディシコールと同様に、DRG neuronの培養に栄養因子作用を示す事実を認めた。これらの薬物の類似した神経栄養因子作用はHSP90に対する作用である可能性を示唆している。
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