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中枢神経系における入力遮断に伴う二次的変性の機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10680747
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経科学一般
研究機関大分医科大学

研究代表者

磯野 光夫 (磯野 充夫)  大分医科大学, 医学部, 講師 (60151437)

研究分担者 磯野 光夫  大分医科大学, 医学部, 講師 (60151437)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード神経細胞死 / ミクログリア / グリオーシス / アポトーシス / impact-acceleration 損傷 / NMDA / AMPA / neuronal death / astrogliosis / TGFα / apoptosis / アストロサイト / マイクログリア
研究概要

ラットの運動野損傷モデルにて,損傷部位にTGFαを局所投与することにより周囲組織にマイクログリアの増勢,反応性アストログリオーシスの増加が経時的に観察された.逆にTGFβの投与では,マイクログリアの出現が抑制されている傾向が認められた.TGFαを過剰発現するトランスジェニックマウスは,購入が遅れ現在実験用に繁殖させている.今後は,このマウスの損傷モデルにて,同様の検討を行う予定である.これと,平行して運動野損傷モデルの他に新たなimpact-accelerationモデルをラットにて作成した.このモデルでは,脳幹背側に選択的に神経細胞の損傷が生じ,また帯状束,錐体路などの白質に損傷が生じる.このモデルにて,神経細胞の損傷機序及びここと線維連絡を持つ小脳,視床における二次的変性を検討した.神経細胞変性の機序に,アポトーシスの関与はなく,また初期DNA損傷過程であるsingle strand breakの所見も得られなかった.視床においては,二次的と思われる神経細胞変性が認められたが,小脳でははっきりしなかった.これらの部位では,反応性グリオーシスなどの所見は認められたが,アポトーシスの関与は否定的であった.また,このモデルでは,NMDA型,AMPA型両方の興奮性アミノ酸受容体拮抗材の髄腔内投与が,上記神経細胞変性,白質の損傷を抑制した.特にAMPA型拮抗材はより白質の損傷を抑制した.

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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