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野生ハツカネズミからの肥満細胞機能異常系統の確立

研究課題

研究課題/領域番号 10680778
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

土屋 公幸  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (30155402)

研究分担者 堀井 洋一郎  宮崎大学, 農学部, 教授 (80173623)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードMus musculus manchu / mast cell / Strongyloides venezuelensis / worm expulsion / C57BL / 6 / マンシュウハツカネズミ / ネズミの糞線虫 / 粘膜型肥満細胞 / 排除能欠損群
研究概要

宮崎医科大学実験動物施設で系統維持している、Mus musculus manchuの雄、雌それぞれ、性成熟(8〜10週令以上)に達した個体を無作為に抽出し、ネズミの糞線虫であるStrongyloides venezuelensisを感染させ、寄生虫の排除能を調べた。
宮崎大学家畜内科学教室で系統維持しているS.venezuelennsisの感染幼虫2,000匹をM.m.manchuの皮下に感染させ、1、2、3週に糞便内に排泄される虫卵数をMcMaster法で計数した。Mus属における糞線虫の腸管からの排除は基本的に消化管粘膜に出現する粘膜型肥満細胞に依存しており、虫卵数の減少は成虫体の排除とほぼ同義であることが既に確かめられており、正常な排除能を持つ個体は2〜3週で完全に排除が完了する。今回、90匹のM.m.manchuに糞線虫を感染させたうち、39匹(43.3%)は3週までに完全に排除が完了したことから、これらを正常な排除能を有する群(R)として確保できた。また、26匹(28.9%)は3週目に多量の虫卵を未だ排出しており、これらを排除能に欠損のある群(S)として第1次のスクリーニングとした。残りの25匹(27.8%)は何れかに特定できなかった。これらのR群、S群同士のF1作成をこころみた。これらのペアーのうち、特にS群同士で出産率が低く、次の実験に必要十分な数のF1が確保できていないものの、生まれた子すべてがSであった。またR群同士からはRが生まれた。またS遺伝子を組み込んだコンジェニックマウスの作成のために、S群とC57BL/6とのF1を作成し、二次スクリーニングを実施中である。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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