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聴覚フィードバック機構に関する生理心理学的研究:高次発声中枢における継続的符号化

研究課題

研究課題/領域番号 10710023
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関兵庫教育大学 (1999)
千葉大学 (1998)

研究代表者

宇野 宏幸  兵庫教育大学, 学校教育学部, 講師 (20211774)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード聴覚フィードバック / 発声中枢 / 継続的符号化 / ニューロン活動 / マルチプルユニット / 鳴鳥類 / 聴覚-発声系 / 継時的符号化 / ユニット活動
研究概要

鳴鳥類であるジュウシマツを用いて、聴覚フィードバックに関する神経機構を明らかにする目的で実験をおこなった。雄ジュウシマツの大脳発声制御中枢(HVc)には、発声制御を指令する運動ニューロンのみならず自己音声に選択的に応答する聴覚ニューロンが存在する。今年度は、これら運動ニューロンと聴覚ニューロン間の交互作用を検討するために、無拘束条件下で発声時のニューロン活動をHVcより記録することを試みた。あらかじめ、麻酔下で記録用の同芯円電極(インターメディカル社製、特注)と接続用コネクタを埋め込んだ。回復後、コネクタにワイヤーケーブルを接続して実験をおこなったところ、二相性のマルチプルユニット活動を記録できることを確認できたが、体の動きにともなうアーチファクトの混入も大きいことがわかった。まず、自己音声提示(40回)に対する応答性をしらべた。Peristimulus Time Histogramを作成したところ、ON応答を確認することができた。ついで、このような状態下で自発発声が可能であること、発声時には体全体の動きが静止するので筋電位の混入がわずかであることも確認できた。しかし、電極埋め込み後、数日を経過するとユニット活動の記録ができなくなることがあり、電極の材質を検討する必要性を認識している。今後は、記録方法を改善することによってアーチファクトの混入を極力低減させて安定した記録ができるように工夫を重ねてゆく予定である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 宇野宏幸: "ジュシマツの高次発生制御中枢における聴覚符号化"日本音響学会聴覚研究資料. H-99-99. 1-7 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 岡ノ谷一夫,二松美帆,池渕万季,宇野宏幸: "鳥類の歌による種認識:心拍変化は指標となるか?" 日本音響学会聴覚研究会資料. H-98-109. 1-7 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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