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協調的意思決定における議論経過の可視化が情報探索過程及び情報の共有化に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 10710046
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

秋山 学  大阪教育大学, 教育学部, 助手 (10252743)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード協調作業 / 意思決定過程 / 情報探索 / 情報の共有化 / 意思決定 / 情報の共有 / 可視化
研究概要

本研究では,メンバー間での議論の推移を参照するためのインタフェース・デザインを考えるため,2者による協調的意思決定過程での情報探索及び情報検討の過程や2者による選択肢情報の保持における特徴を明らかにすることを目的とした.今回も,個人での意思決定における情報探索過程と2者での協調的意思決定でのそれとを対比も行った.このため,情報モニタリング法を用いて,選択肢とその属性情報を行列状に配列し,そこからの情報獲得の推移を検討するとともに,決定後の選択肢情報の保持および,決定過程での協調作業の観察より,ペアによる協調的意思決定過程の検討を行った.
今年度の研究では,同時に進行している他者が探索する情報の視覚的手がかり(どの選択肢の,どの属性が検討されているのか)を操作するため,以下の3条件を設定した.1)個別に情報探索を行い,相手の情報呈示画面が参照できず,相手が探索する情報の視覚的手がかりも与えられない条件,2)個別に情報探索を行い,相手の情報呈示画面は参照できないが,相手が探索する情報の視覚的手がかりは利用可能な条件,3)個別に情報探索を行い,相手の情報呈示画面も参照できる条件である.また,上述の3条件では,相手とは対面しながら課題を行うため,相手とのコミュニケーションは音声・表情などフルチャネルのコミュニケーションが可能であった.結果として,情報モニタリング法より得られる探索情報の推移や選択肢情報の保持においては,3条件間で差異が認められなかった.しかし,今後,意思決定過程における協調作業を収録したビデオカメラの解析を行うことにより,ペアの相手の同意を促すためのアイ・コンタクトの頻度などの非言語的行動と情報探索行動との関連について検討を加えることにより,両者の関連について更なる知見を見いだす可能性があると考えられる.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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