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異文化適応のための臨床社会心理学的介入方法としての異文化間ソーシャル・スキル学習

研究課題

研究課題/領域番号 10710053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関岡山大学

研究代表者

田中 共子  岡山大学, 文学部, 助教授 (40227153)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード異文化適応 / 臨床社会心理学 / 在日留学生 / ソーシャル・スキル / 在米日本人 / 学習セッション / ALT / 面接 / 心理教育
研究概要

従来の異文化適応のための心理学的介入は、「医学モデル」的な対症療法が主であったが、本研究では「心理教育モデル」に基づいて、異文化適応能力を向上させる介入方略を開発することを試みた。具体的には、在日外国人にとって、異文化環境下において必要になるソーシャル・スキルを明らかにしたうえで、その学習プログラムを構成し、実験的に試行し、ソーシャル・スキル学習プログラムの開発を試みた。セッション形式の介入実験を企画し、教材を作成して、実験協力者の参加を得てプログラムを試行した。そしてセッションの効果と構成について検討した。さらに、ソーシャル・スキル獲得の異文化適応促進仮説について検討するため、異文化滞在者を対象とした面接調査を実施した。協力者は、在日外国人であるATL、すなわち外国語学習のための外国人補助教員、および在日留学生であった。彼らに自分自身の異文化適応過程について振り返ってもらい、特にソーシャル・スキルの向上とその実施との関わりについて振り返ってもらった。次いで在米日本人留学生及び、在米日本人入居住者を対象として面接を実施した。上記と同様に、ソーシャル・スキルと異文化適応を中心に体験を振り返ってもらった。その結果、海外から日本への異文化移動と、日本から海外への移動との異文化移動にみられる共通点と相違点が明らかにされた。これはソーシャル・スキル学習のプログラム構成に反映すべき知見である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

研究成果

(4件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 田中共子: "留学生のソーシャル・ネットワークとソーシャル・スキル"ナカニシヤ出版. 240 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 田中共子: "在日留学生の異文化間ソーシャル・スキル学習(岡山大学文学部研究叢書)"岡山大学文学部. 95 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 田中共子: "小学校教員を対象とした異文化間コミュニケーションのための心理教育的セッションの試み" 岡山大学文学部紀要. 30. 103-115 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 八島智子・田中共子: "第二言語使用者のソーシャル・スキルと異文化適応" ことばとコミュニケーション. 2. 14-26 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-03-31   更新日: 2016-04-21  

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