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就学前幼児におけるストレス・マネジメントの効果

研究課題

研究課題/領域番号 10710070
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関四條畷学園短期大学

研究代表者

小花和・WRIGHT 尚子 (小花和 Wright尚子)  四條畷学園短期大学, 教養学科, 助教授 (80249424)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワードレジリエンス / 就学前幼児 / ストレス・マネジメント / 母親-子ども / 保育者-子ども / 母親-保育者 / ストレス / マネジメント / 幼児 / リラクゼーション / イメージトレーニング
研究概要

平成10年度に行われたプレ・テスト,および実験結果からは,子ども版腹式呼吸法,子ども版漸進的筋弛緩法,イメージトレーニングなどから編成される訓練型プログラムには,プログラムを実施する教員の指導力によって効果に違いがある,幼児の社会性発達の程度によってプログラムの適用には限界があるなどの問題点が示唆された。そこで,本年度は,ストレスからの回復力(レジリエンス)の育成に主眼をおき,幼児自らがストレス・マネジメントを学習する環境づくりを検討した。レジリエンスとは,逆境に直面し,それを克服し,その経験によって強化される,また変容される普遍的な人の許容力であり(Grotberg,1999),ソーシャル・サポートのような環境要因を,子どもが備えた媒介要因の一部分であるとする,従来の国内には見られなかったストレス研究への視点である。この視点から,環境要因として,母親-子どもの関係,保育者-子どもの関係,母親-保育者の関係が子どもの日常的なストレス反応に与える影響を分析する必要性が見い出された。そこで,Hiew & Grotberg(1998)によって開発された大学生を対象とするSRC(State-Resilience Scale)を用いてレジリエンス測定を試み,子どものストレス反応,および母親のストレス強度との関連の検討を行った。その結果,4歳では,ストレス反応における「幼稚園関連問題」との間に,5歳では「引きこもり・消極性」,「人前での緊張」,「幼稚園問題」との間にレジリエンスとの強い相関が認められた。また,レジリエンス項目における「愛想が良くなつきやすい」には母親のストレス強度による差が認められた。しかし,全般的に見れば,幼児期の日常的なストレス反応項目とレジリエンス尺度項目は,年齢別に作成される必要があり,そのためのサンプル数を十分に確保することの重要性が示された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小花和Wright尚子: "幼児のストレス反応とレジリエンス"四條畷学園短期大学研究論集. 第33号. 1-12 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Naoko Wright OBANAWA: "Modification of Mother-Child Stress Interaction"XXVII International Congress of Psychology Abstract. 2572 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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