研究課題/領域番号 |
10710109
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
金澤 克美 北海道教育大学, 教育学部・岩見沢校, 助教授 (70292068)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ミニチュアプレィルーム / 行動空間療法 / コミュニケーション能力 / ソシオメントリー / 箱庭療法 / 知的障害 / 生態学的アプローチ / コミニュケーション能力 / ソシオメトリー |
研究概要 |
今年度は、これまで蓄積してきたミニチュアプレィルームの指導事例における臨床実践資料に関する分析を進め、2年間に渡る研究成果を報告書にまとめた。そこでは、この教育臨床実践を生態学的視野からアプローチしていくための理論的構築を図った上で、指導事例に関する分析、検討が深められている。その結果、以下のことが明らかにされた。 (1)数年間に渡って指導を継続してきた事例における、縦断的指導資料を分析し、観察記録を作成した上で、ミニチュアプレィルームによる指導において示された発達ステージを描写した。この指導事例の場合、そこで展開される遊びのストーリーが深められながら、集団指導場面及び日常の学級活動場面との連環性が強まっていったことが明らかにされた。また、この指導事例においては第1回目指導から他者視点の取得を獲得していることを確認できる行動が示されていた。 (2)ミニチュアプレィルームによる発達ステージと子どもの発達段階について検討するために、(1)の事例に加えて、さらに2つの指導事例を取り上げた。その結果、(1)の事例で認められた集団指導場面及び日常の学級活動場面との連環性が示されるようになる前段階として、これらの活動場面における要素がトピックス的に表われている事例と、ストーリーの深まりはないものの集団指導場面における活動内容が表出されている事例として、これらの2つの事例が考察され得ることを明らかにした。なお、標準化された他者視点の取得にかかわる検査結果との比較分析は今後の課題として残されている。 (3)年度当初に、立案していた指導実践に関するフィードバック、意見交換は予備的に実施されている段階にとどまり、この点にかかわっての今後の課題か示されている。
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