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ドイツにおける自律的学校のあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10710138
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関名古屋大学 (1999)
嵯峨美術短期大学 (1998)

研究代表者

南部 初世  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (40263058)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードドイツ / 学校 / 自律性 / 学校プログラム / プロフィール / 評価システム / 組織開発 / 教育改革 / 効率性 / 市場原理 / 参加
研究概要

本研究1年目においては、多様な論点を有しつつ展開されている「学校の自律性」をめぐる議論について、ブレーメン、ハンブルク、ノルトライン・ヴェストファーレン州の事例を中心に分析を行った。
それをふまえ本年(第2年目)は、具体的な「自律的学校」構想の展開について検討し、政策上、とりわけ「学校プログラム(Schulprogramm)」の形成・実施という形で焦点化されてきていることを明らかにした。ブランデンブルク、ブレーメン、ハンブルク、ヘッセン、メクレンベルク・フォアポンメルン、ニーダーザクセン、ノルトライン・ヴェストファーレン、シュレースヴィヒ・ホルシュタインの各州においては、学校法を改正し、学校実験の枠内ではあるが、個々の学校において教育上の「プロフィール(Profil)」(個性)を書き記した「学校プログラム」を形成し、それを実施することによって、「自律的学校」を実現しようとしている。学校プログラムは、一定の期間ごとに評価され、改定されるものであり、このようなサイクルにおいて学校の発展を目指すものとなっている。
通常、こうした学校のプロフィールを決定するという重要な任務は、学校会議に委託されている。このような学校プログラムの形成・実施・評価過程には、個々の学校における財政上の裁量余地を拡大することや、人事要件について関与することもまた含むことが意図されている。
ただし、こうした取り組みは始まったばかりであり、ようやく具体的な問題が浮上し始めた段階である。学校プログラムと個々の教員との間のコンフリクトをはじめとする現実の課題については、あらためて検討する必要がある。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 日本教育経営学会編: "『諸外国の教育改革と教育経営ー公教育の構造転換と新時代の学校像ー』(「第II部 諸外国の学校経営改革とその課題 3章 ドイツ」を執筆)"玉川大学出版部(刊行予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 南部初世: "「90年代ドイツにおける学校の自律性論の特質」" 関西教育行政学会教育行財政研究. 第26号. 1-10 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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