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唐宋時代における「廟記」史料に関する文献学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10710172
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 東洋史
研究機関日本大学

研究代表者

須江 隆  日本大学, 生物資源科学部, 講師 (90297797)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード中国 / 唐宋時代 / 祠廟 / 廟記 / 地域社会 / 国家と社会 / 社会秩序 / 礼
研究概要

1.昨年度に引き続き、研究の基礎史料「廟記」を蒐集・整理した。
(1)新規購入の『中国地方志集成 郷鎮志専輯』より、唐宋期の知識人階級が執筆した「廟記」を網羅的に検索・蒐集し、唐・北宋・南宋の3つの時代別に整理・分類した。
(2)国内の大学・研究機関に出張し、明清時代に編纂された地方志所収の「廟記」について、網羅的に調査し、上記(1)と同様の作業を遂行した。
2.整理・分類した「廟記」については、随時精読を加え、そこに記された言説の解析を行った結果、中国史研究における同史料のもつ多様な視角・展開性を見出し、先ず本年度は、次の2視点から研究を行った。
(1)「廟記」の言説から、当時の知識人たちの「地域」観念を抽出できる可能性を見出し、その中間成果を、「中国『地域社会』史研究の回顧と展望」と題し、第25回宋代史研究会において口頭発表した。
(2)また「廟記」に見られる「方臘の乱」に関する言説に着目し、その形成過程の分析を通して、当時の知識人階級のアイデンティティ及び宋代社会の構造的特質についての解明を行った。その中間成果は、「『方臘の乱』-碑文の言説を中心に-」と題し、1999年度東北史学会大会において口頭発表した。
3.上記(1)の成果は、2000年度中に刊行予定の宋代史研究会研究報告第7集所収の総論・各論部分において、それぞれ集約・公表される見込みである。また上記(2)の成果は、本年8月にモントリオールで開催される第36回国際アジア・北アフリカ研究会議において口頭発表するほか、共著として後日公表される予定である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 須江隆: "熙寧七年の詔-北宋神宗朝期の賜額・賜号-" 東北大学東洋史論集. 第8輯. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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