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古典期アテナイにおけるポリス共同体とフィリア(友愛)

研究課題

研究課題/領域番号 10710185
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関奈良大学

研究代表者

北村 麻子  奈良大学, 文学部, 講師 (00289125)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードヘタイレイア / 友愛 / フィリア / アントキデス / ヘルソス柱像破壊事件 / アテナイ / ギリシア / ソシアビリテ / アンドキデス / ヘルソス / アセベイア / 家
研究概要

本研究は古典期アテナイにおける私的領域と公的世界との関係を、主として友愛結社(ヘタイレイア)の社会的・政治的ネットワークの面から検討するものであった。ヘタイレイアは従来、政治史の文脈において、もっぱら政党の代替物とみなされてきた。しかし、ヘタイレイアは、若者たちの小共同体として、時に政治にかかわりながらも、社交的側面を有していたのである。彼らの集会であるシュンポシオンについての図像表現が、それを物語っている。本研究においては、まず、アンドキデスをとりまくヘタイレイア群のプロソボグラフィックな分析によりヘタイレイアのメンバー構成を確認するとともに、ヘタイレイアの政治活動が、実際社会的(社交的)活動と不分離におこなわれていたこと-ヘタイレイアにおいて公私が競合していたこと-を確認した。今後は、家族や地縁共同体といった、ポリス内部のその他の小共同体についての見解も参考にしながら、ヘタイレイアをポリス共同体のなかに位置づけたい。テオグニス等の詩文史料と図像資料から、まずはヘタイレイアをギリシア人の世界観のなかに位置づけ、次に実際の活動について、アテナイ政治史のなかでの意義について再検討していきたい。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 栗原 麻子: "紀元前415年のアンドキデス"西洋古典学研究. 48(予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 北村 麻子(共著): "地中海世界史 第5巻(歴史学研究会編)" 青木書店(予定・未刊), (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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