• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

銘文データベース作成による中国秦漢時代青銅器の生産と流通に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10710187
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関東京大学

研究代表者

吉開 将人  東京大学, 東洋文化研究所, 助手 (80272491)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード中国 / 秦漢時代 / 青銅器 / 銘文 / 印章
研究概要

本課題は、秦漢青銅器の銘文「秦漢金文」を中心に、中華人民共和国建国後50年間に新たに発見・収集された関連資料を総合的に整理し、当時の社会的諸制度を検討しようとするものである。本年度は、『考古』『文物』などの中央学術誌にこれまで掲載されてきた資料を集成する作業を進める一方で、現地中国の広東・広西に赴き(8月23日〜9月13日)、実地調査によってデータの不足を補った。論文としては、金文とならぶ同時代の金石文字資料である印章類の分析に重きを置き、昨年度に続く一連の成果を発表することができた。『東洋文化研究所紀要』に発表した「印からみた南越世界」(後篇)は、当時の政治制度とその理念を、地方政権の側から読み取ろうとした試みである。香港中文大学で開かれる「中国古璽印学国際研討会」(3月9日〜11日)において発表予定の「南越印章二題」は、その内容を中国の学界向けに再構成したものである。収集した資料全体の整理・分析はなおも継続中だが、現在までの基礎整理の結果から、生産・流通にとどまらず、官制・度量衡など当時の社会の各側面についてのいくつかの新たな切り口が読み取れる。体系的な論考として成果をまとめあげる一方で、そのデータをデータベースとして広く公開していく道を探ることが次の目標である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 吉開 将人: "印からみた南越世界(後篇)"東洋文化研究所紀要. 第139冊. 1-38 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 吉開将人: "印からみた南越世界(前篇)" 東洋文化研究所紀要. 第136冊. 89-135 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 吉開将人: "印からみた南越世界(中篇)" 東洋文化研究所紀要. 第137冊. 1-45 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi