• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

『平家物語』八坂系諸本の本文校訂を中心とした基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10710210
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国文学
研究機関早稲田大学

研究代表者

鈴木 彰  早稲田大, 文学部, 助手 (40287941)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード平家物語 / 八坂系諸本 / 本文校訂
研究概要

1. 資料の収集
本研究の対象となる八坂系『平家物語』の伝本のうちから数点を選択し、紙焼き写真・カラー写真の形で収集した。具体的には、内閣文庫蔵秘閣粘葉本・盛岡市中央公民館蔵南部本・米沢市立米沢図書館蔵米沢本・中京大学図書館蔵本・国立国会図書館蔵中院本・山口県立山口図書館蔵右田毛利家本である。伝本収集と並行して、書誌事項の確認作業も行った。現在、それぞれの本文的性格その他について、調査・整理を継続中である。
2. 本文校訂
本研究の主な対象となる八坂系第二類本の諸伝本につき、これまでの成果を踏まえつつ、基礎的な校合作業を改めておこなった。その過程で、今後の検討の軸としては、従来A・B種という二系統に分類されてきた伝本群のうち、B種諸本の方に、より高い優位性が認められるとの判断に至りつつある。ただし、言うまでもなく『平家物語』という作品の流動的な性格を考慮すれば、それはあくまでも相対的な基準でしかないのだが、今後は、その具体相を総括的に整理していくこととなろう。
また、本研究の一つの軸をなす本文校訂作業の基礎的段階として、本年度は上記のごとき判断に基づき、B種本たる内閣文庫蔵城方本(紙焼き写真に拠る)をテキストデータとしてパソコンに入力する作業をほぼ終えた。併せてA種本についてち翻刻・入力を進めつつあり、研究の基盤となる校本の作成、及び本文異同状況に関する調査を進行中である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi