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かき消された声を求めて:英国世紀未詩人ルイザ・サラ・ベヴィントン研究

研究課題

研究課題/領域番号 10710221
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 英語・英米文学
研究機関北海道大学

研究代表者

瀬名波 栄潤  北海道大学, 文学部, 助教授 (10281768)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードイギリス / 19世紀 / 文学 / 女性作家 / フェミニズム / アナーキズム
研究概要

この研究は、まずイザ・サラ・ベヴィントンに関する世界で初の著作全集を欧米の出版社から出版することを最終目的として始まった。
平成10年度は、ベヴィントンの作品に関する資料を国内外の大学・図書館から複写・マイクロフィッシュ・インターネットを通して依頼・収集。政治機関紙誌に関しては国内の図書館等で直接資料調査した。その後、当該研究費で購入したコンピューター機器を使用し、ネイティヴスピーカーを含む大学院生のリサーチアシスタントに資料整理をお願いした。収集された作品はスキャナーで処理、また詩集等の表紙などはデジタルカメラで処理しコンピューター保存を施した。結果としては、彼女の人生がようやく体系的にわかるようになり、これまで知られてなかった彼女の生年月日や死因なども究明できた。彼女の著作品もほとんどが収集できた。
平成11年度には彼女の作品の注釈作りに多くの時間が費やされ、彼女の芸術家及び政治批評家としてのスタンスがさらに明らかになった。年度末には渡米し英国図書館コリンデール分館で最終的な資料調査をした。当時の雑誌などに掲載されたベヴィントンの随筆や詩などが数多く掲載または引用されており、彼女が当時政治的な詩人として活躍していたことなどが確認された。また、彼女の作品を新たに数多く発見した。本研究の最終目的であるベヴィントン著作集出版はこれらの未入力情報をさらに検討する必要があるため、さらなる校正が必要と思われる。しかしベヴィントン研究は確実に世界的注視を受けてきており、今年発行されたオックスフォード大学出版の英国女性詩人アンソロジーでは彼女の詩が7編も取り上げられた。本研究者も早急に出版社と本格的な交渉を進める必要がある。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Eijun Senaha: "Dictionary of Literary Biography Vol. 199 : Victorian Women Poets"William B.Thesing, ed. Gale社. 380 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Eijun Senaha: "Dictionary of Literary Biography Vol.199:Victorian Women Poets" William B.Thesing,ed., 380 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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