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インドネシア、タイの比較制度分析-権威主義体制の動的把握に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 10720055
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関兵庫大学

研究代表者

斎藤 正寿  兵庫大学, 経済情報学部, 助教授 (40278867)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードインドネシア / タイ / 権威主義体制
研究概要

本研究は、東南アジアの国民国家において権威主義体制が、いかなる前提といかなる条件の下で成立したか、そしてそれが維持されたりまたは瓦解したりするとすれば、そのダイナミズムはどのようなものかを解明するのを目的とし、具体的にはインドネシアとタイの2つの国家をとりあげ、それぞれの国家の制度的側面に重点をおきながら、主要なアクター(軍、官僚、ビジネスセクター)の比較分析を行なうものである。2年計画のうちの後半にあたる今年度は、以下の2点の研究活動に従事した。
1.インドネシアならびにタイの政治研究蓄積の再検討・軍、官僚についてのデータベースの作成と分析
昨1999年の総選挙前後の政治変動を中心としたデータの収集に従事するとともに、平成11年度からは新たに、タイの政治研究をサーベイし、タイの軍及び主要官僚の出自、キャリア・パターン等のデータを収集し、データベースを作成することに着手した。
2.インドネシア・タイの権威主義体制の比較分析及び動態分析
インドネシアとタイそれぞれについて、国内の軍隊、官僚、ビジネスセクターを、それぞれ固有のCorporate Interestを共有するアクター(社会集団)とみなして、そのCorporate Interestがいかに形成され、いかに維持され、いかに(可能性を含め)崩壊するのかのダイナミズムを解明し、それぞれのアクター間の対立と共存の構造的な関係分析を行った。
なお、現在まで本研究に基づいた発表は行っていないが、インドネシアの権威主義体制崩壊の過程が一応の終了を見たので、来年度中にスハルト体制崩壊の動態分析に関する論文を執筆するための準備を現在行っているところである。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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