研究課題/領域番号 |
10730035
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
渡辺 純子 静岡大学, 人文学部, 助教授 (90261271)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 繊維産業 / 紡績業 / 綿業 / 戦時期 / 戦後復興期 / 企業再編成 / 繊維企業 / 紡績企業 / 倉敷紡績 / 東洋紡績 / 鐘淵紡績 |
研究概要 |
戦時期〜戦後復興期の日本の企業再編成をテーマとする本研究では、個別企業のケースを素材に、紡績業全体の動向について考察した。 昨年度までは、とくに東洋紡績と倉敷紡績を事例に、戦時経済における企業経営についての分析を行った。今年度は、それをさらに拡張すべく、戦時期の紡績企業(10大紡)全般について、企業経営(経営方針、企業行動、企業財務)と経済環境(戦時統制経済の進展)との関わりについて、総括的に研究をまとめ、従来の通説とは若干異なる新しい見方を提起した(1999年度5月開催の社会経済史学会で研究報告を行った)。その成果は、現在、学会誌『社会経済史学』に投稿予定のため執筆中である。 このほか、今年度は、戦時復興期の紡績業における企業再編成を中心的な検討対象とした。具体的には、戦後の財閥解体の一環として行われた持株処分、過渡経済力集中排除法、企業再建整備における紡績企業の経営再建についての評価である。その成果は、原朗編『戦後復興期の日本経済(仮題)』所収論文として発表予定である。
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