• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

射影多様体のgeneric initial idealと埋め込みの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10740009
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

野間 淳  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (90262401)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード射影曲線 / 定義方程式 / 正則性 / 定義イデアル / イニシャルイデアル / モノミアルイデアル / 射影多様体の埋め込み / ガウス写像 / ヒルベルト関数 / generic initial ideal
研究概要

1.射影曲線の埋め込みとgeneric initial idealの関係を調べた.まず,空間曲線の斉次イデアルが与えられたときに,generic initial idealを予想するプログラムを作成した.これを用いて,いくつかの曲線について,予想されるgeneric initial idealを実際に計算した.この結果,成立しそうな事実を見つけることができた.これらの予想をもとに,非特異空間有理曲線のうち次数が低いもののGeneric Initial Ideal決定する問題のうち,今までわかっていなかった次数6のものを決定した.この結果と予想をもとに7次以上の場合を調べることを次の課題とする.2.射影曲線のgeneric initial idealを調べるうえで,また,射影曲線の定義方程式やヒルベルト関数を調べるうえで重要なregularityを調べた.種数が一定以上の射影曲線に対して,今まで知られていた上限よりも正確な,定義イデアルのregularityの上限を与えることができた.射影曲線は,その次数の超曲面で切り取られるが,もっと次数の小さなもので十分であることが,期待されていた.ここでの結果により,定義方程式のより正確な次数の上限と,接触度の大きな割線が存在しないことがわかった.さらに,ここでの方法をより精密化することで,十分一般の射影曲線に対しては上限をさらに小さくすることが期待される.この点と,ここでの方法を2次元以上の射影多様体に適用し,同様な結果が得られないか調べることを次の課題とする.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] NOMA,Atsushi: "Ample and spanned vector bundles of top Chern number two on Smooth projective varieties" Proceedings of American Mathematical Society. 126-1. 35-43 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] NOMA,Atsushi: "Ample and spanned vector bundles of top Chern number two on projective varieties" Mathematica cantemporanea. 14. 101-113 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] NOMA,Atsushi: "Restrictions of Rank-2 semistable vector bundles on surtaces in positive characteristic" Pacific Journal of Mathematics. (発表予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi