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非線形方程式の大域的解法とその数学ソフトウェア化

研究課題

研究課題/領域番号 10740046
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関筑波大学

研究代表者

桜井 鉄也 (櫻井 鉄也)  筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (60187086)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード非線形方程式 / 大域的解法 / 近接解 / 因子 / 精度保証 / クラスタ解析 / 因子分解 / 数理ソフトウェア / 支援ツール
研究概要

1.非線形方程式の大域的解法
与えられた領域内部のすべての解を局所的な解法のみで求めることは困難である.そのため大域的な解法のためには領域内部の解の分布を求める方法が必要となる.しかし,領域内部に近接した解があるときにはこれらの解をすべて求めることは悪条件問題となる.本研究ではまず近接した解をクラスタとして分離することで安定に解の分布を求める方法について研究を行った.本年度は特に得られたクラスタ内部の近接解を因子として求める方法,およびその精度保証について研究を行った.領域内に唯一の解の存在を仮定する従来の方法では近接解に対しては精度保証を行うことが困難であった.本研究では近接した解を一つの因子として求めることで精度保証を与える方法を開発した.この研究成果を国際会議ICRA'99(Antwerp)において発表し,また,Reliable Computingに投稿し採録決定となった.
2.開発したプログラムをWeb上で利用するシステムの開発
解法の研究と平行して,開発した数理ソフトウエアを有効に利用するためのシステムの開発を進めた.本システムはJava言語によって記述されており,利用者はローカルマシン上のWWWブラウザからネットワークを介してサーバーマシンに接続をし,特別なプログラム言語などによる記述を必要とすることなく問題記述を行うことを目指す.また,アルゴリズム記述とデータベース化のために,XMLを用いてデータ表現を行うための研究を行った.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] P.Kravanja: "On locating clusters of zeros of analytic functions"BIT. 39・4. 646-682 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] T.Sakurai: "On factorization of analytic functions and its verification"Reliable Computing. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] T.Sakurai: "On factorization of analytic functions and its verification"Technical Report Institute of Information Science and Electronics,Univ,Tsukuba. TR-99-162. (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] P.Kravanja: "On locating clusters of zeros of amalytic function" Technicol Report,Leuren,Dept.Computer Science. TW280. (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] T.Sakurai: "A front-end tool for mathematical computation and education in a network environment" Proc.ATCM'98(Tsukuba). 197-205 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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