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相対論的シュレーディンガー作用素のスペクトルと磁場に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10740078
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎解析学
研究機関大阪工業大学

研究代表者

服部 哲也  大阪工業大学, 工学部, 講師 (00288755)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードスペクトル(spectrum) / 磁場(magnetic field) / シュレーディンガー作用素(Schrodinger operator) / 相対論的(relativistic)
研究概要

相対論的Schrodinger作用素Hは、√<(ξ-b(x))^2+m^2>+V(x)をシンボルとするWeyl型擬微分作用素のL^2(R^3)上の自己共役実現として定義される。スカラーポテンシャルV(x)は遠方で減衰するとし、ξ,x∈R^3,m>0とする。ベクトルポテンシャルb(x)∈C^∞(R^3)^3は一様部b_c(x)と摂動部b_p(x)に分解しておく。この作用素は、2つのパラメータmとB=|∇×b_c(x)|を含むものである。
現時点の結果の概略は以下の2点である。
1) 真性スペクトル(essential spectrum)の下限の位置に関する結果
Hの真性スペクトルの下限は、Dirac作用素とKlein-Gordon作用素の場合の中間に位置する。また、真性スペクトルには途切れ(gap)はない。
2) マグネティックボトル(magnetic bottle)の存在に関する結果
スカラーポテンシャルの影響がない(V(x)=0)ときでも磁場の影響で束縛状態が存在する場合がある。
また、今後の研究の方向性をいくつか挙げておくと、次のようになる:
(i)スカラーポテンシャルを含めた考察 (ii)結果の一般化および仮定の削除
(iii)多体の場合への拡張 (iv)スペクトルの漸近分布

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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