研究課題/領域番号 |
10740098
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
田中 尚樹 早稲田大学, 教育学部, 助手 (80298124)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | パルサーサーベイ / FFTプロセッサ / 分散オブジェクト |
研究概要 |
本研究では、早稲田大学パルサーサーベイ電波干渉計におけるバックエンドディジタルシステムの検証および制御ソフトウェアの開発を目的としている。現在の開発状況は以下の通りである: ●FFTプロセッサについて パルサーサーベイ用の16×16×256ポイント2+1次元FFTプロセッサの単体での検証はすでに終了し、細かなパラメータの調整を行っている段階である。また、制御ソフトウェアとしても、基本制御ライブラリとしてのC++のクラスライブラリが完成しており、さらに将来のリモートコントロールに備えて分散オブジェクト技術を利用したコンポーネントも作成することができた。このコンポーネントを利用することによって、クライアントプログラムによるプロセッサの制御をネットワーク透過にすることができると共に、スクリプト言語(VBScript)からのアクセスが可能になるので一般ユーザによる制御プログラムの開発が容易になる。このスクリプト言語は将来の観測プログラムにおけるプロセッサのパラメータ設定のための記述言語として採用する予定である。このことにより、単にプロセッサのパラメータを記述したものに比べて、制御構文を備えたアクティブなパラメータ設定を行うことが可能になる。 ●光伝送システムについて 現干渉計のIF伝送系を同軸ケーブルから光ファイバに変更する作業は、テストデータの伝送チェックが全て終わり、これからフリンジデータを取ることによってシステムのチェックを行う段階にある。今のところ、まだ電圧レベルやタイミングの調整が必要な状況である。 ●フロントエンドについて 西那須野パルサー観測所に建設済みの直径20mの球面鏡の主鏡5基のうち、1基には天頂部分を観測可能な副鏡と簡単な受信装置を取りつけ、銀河面の試験観測を行っている。残る4基にも天頂から±5°を観測可能な副鏡の取り付けが終了しており、これから二素子のフリンジデータを取るところである。
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