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スペースVLBIによる活動銀河核の吸収線サーベイ

研究課題

研究課題/領域番号 10740100
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関国立天文台

研究代表者

亀野 誠二  国立天文台, 電波天文学研究系, 助手 (20270449)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード活動銀河核 / 吸収線 / 自由-自由吸収 / スペースVLBI
研究概要

1.スペースVLBI(VSOP)による電波銀河OQ208の観測結果のまとめた。
1998年度に発見した電波銀河OQ208における非対称な自由ー自由吸収の成果を、日本天文学会欧文報告(PASJ)に投稿して掲載された。
2.VSOPによるセイファート銀河3C84の観測結果をまとめた。
セイファート銀河3C84の電波ローブが周囲のプラズマに衝突して還流を形成する様子を明らかにした。この結果は1999年日本天文学会春季年会および国際電波科学連合(U.R.S.I)1999年総会(カナダ・トロント:発表者は井上允)にて報告した。
3.VSOPとVLBA(米国地上VLBI装置)による18天体のサーベイ観測を行った。
18天体のうち観測が終了した9天体について、全てのサンプルでOQ208と同様の自由-自由吸収が検出された。クェーサー型のサンプルでは吸収係数が二つの電波ロープ方向で非対称なのに対して、電波銀河型のサンプルでは対称であることを発見した。この結果は、クェーサーと電波銀河の見かけの違いが視線角によって起こるものである、とする統一モデルを指示している。この結果については、1999年7月の国際研究集会「Lifecycles of radio galaxies」(米国・ボルチモア:発表者は澤田-佐藤聡子)、1999年日本天文学会秋季年会、および1998年度VLBIシンポジウムで報告した。このサンプルの中でセイファート銀河NGC1052については、自由-自由吸収を起こす低温・高密度のプラズマが半径0.5pcの円盤状に中心核を取り巻いていることを明らかにした。この結果については2000年1月の国際研究集会「The VSOP Symposium」(日本・相模原)で発表した。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kameno S., Horiuchi A., Shen Z.-Q., Inoue M., Kobayashi H., Hirabayashi H., and Murata Y.: "Asymmetric Free-Free Absorption towards a Double Lobe of OQ 208"Publications of the Astronomical Society of Japan. 52. 209-216 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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