| 研究課題/領域番号 |
10740132
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| 研究種目 |
奨励研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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| 研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
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研究代表者 |
小松原 健 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (30242168)
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| 研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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| 研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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| 配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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| キーワード | 大強度ビーム / K中間子 / 稀崩壊 / E787実験 / E949実験 / 陽子加速器 / 分岐比 / 標準模型 |
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| 研究概要 |
本研究は、陽子加速器AGSの大強度K^+中間子ビームとE787実験の測定器を用いて、K^+→π^+νν^^-崩壊の分岐比をより良い精度で測定しようというものである。1.E787実験が平成8年と9年に収集した21週間のデータの解析の作業を終了した。平成8年と9年のデータでは新しい崩壊イベントは検出されなかった。平成7年のデータで捉えたK^+→π^+νν^^-崩壊の初めての証拠と合わせて、崩壊分岐比(1.5+3.4-1.2)×10^<-10>が得られ、素粒子標準模型の予想値と統計精度内で一致している。結果はPhysical Review Letter誌に発表される。2.E787実験が平成10年に収集した20週間のデータの解析作業は継続中である。測定器のキャリブレーション作業を完了し、高速のオフライン解析システムにより大量のデータの第一次・第二次解析処理が終了した。現在はバックグラウンド解析を進めている。3.新しいE949実験は平成12年度にエンジニアリング・ラン、平成13年度と平成14年度に物理データ収集を行う予定である。E949実験に用いるビームラインの運動量として730MeV/c前後が適切であることを、E787実験のデータを最適化することにより求めた。また、測定器として、バレル部ガンマ線検出器の増強とレンジ測定器の改善が有効であることがわかった。4.E949実験に用いるモンテカルロシミュレーションのシステムを開発している。それを用いて、実験で使う物理のトリガーのデザインを行なっている。5.本研究の成果をもとに、E787/E949と同じ静止K^+崩壊の手法と更に大強度のビームを用いて、将来K^+→π^+νν^^-崩壊の分岐比の精密測定を行なうために必要な新しいビームラインと測定器を検討することを計画している。
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