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同軸型顕微鏡を組み込んだ走査型振動電極腐食評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10750061
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関東京工業大学

研究代表者

早瀬 仁則  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (70293058)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード走査型振動電極法 / イオン輸送 / 硫酸銅 / SVET / 共焦点型表面形状計測
研究概要

本研究は,振動電極法により局部腐食のモニタリングを行うことを目的としている.振動電極法は,測定プローブを試料表面に近づける必要があるため,測定プローブ自体が溶液内の電場を乱してしまう.この乱れによる測定値の誤差の検討が必要となるが,従来の研究では電位勾配を過大評価する傾向があることを示してはいるが,電気二重奏による大きなキャパシタンスを考慮していなかった.そこで,本研究では境界条件にキャパシタンスを含む時間進展型の境界要素法を新たに開発し,測定プローブ自身による影響に関する考察を行った.その結果,大きな過電圧がかかっていてキャパシタンスが大きくなっている場合に,電位勾配の過大評価を緩和することを示した.
また,局部腐食の模擬試料として銅の溶解についての基礎的な検討を行っている.高濃度の溶液中では,イオン間の相互作用が大きくなり,溶媒とイオンの相互作用のみを考慮した希薄溶液理論は成り立たなくなる.そこで,硫酸・硫酸銅溶液に対して,イオン間の相互作用を考慮したイオン輸送シミュレーションを開発し,溶液内の電場の解析を行った.溶液の電気電導度について,シミュレーションと実験値を比較した結果,良い一致が得られた.現在,銅の溶解中の溶液内電位勾配の時間的変化を振動電極法により測定して,シミュレーションと比較検討する実験を進行中である.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Hayase,T.Hatsuzawa,K.Maruyama,S.Aoki: "Capacitance Effect of Double Layer on Local Electric Field in Scanning Vibrating Electrode Measuring"Proc.of 14th International Corrosion Congress. 1. 50 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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