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二層型制振材を用いた薄肉構造体の静音化最適配置の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10750164
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関東京工業大学

研究代表者

森川 広一  東京工業大学, 工学部, 助手 (00282830)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード振動 / 騒音 / 振動モード解析 / 制振材料 / 損失係数 / モードひずみエネルギ / 音響パワー / くぼみ / モード解析 / 減衰 / 最適配置 / 静音化
研究概要

本研究では,薄肉構造体に二層型制振材を貼付することにより騒音を低減することを目的とする.本年度は,制振材貼付平板からの音響放射パワーの推定,音響放射パワーを低減するくぼみの付加方法について検討し,以下の結果を得た.
1.制振材貼付平板からの音響放射パワーの推定
(1)制振材部分貼付平板の近似振動解析 制振材を貼付した平板の貼付部分を等価的な単層構造とみなし、貼付平板のモード関数に単層平板のモード関数を適用し,エネルギ計算の積分範囲を貼付部分と非貼付部分とに分割し,レーリ・リッツ法を適用する近似振動解析法を提案した.そして積分範囲を分割して求めたひずみエネルギを用いて,モードひずみエネルギ法を適用するモード減衰比の推定法を提案した.
(2)制振材貼付平板の振動モード解析 一辺固定の鋼製平板に制振材を3通りの配置で部分貼付し理論振動モード解析と実験振動モード解析を行った結果,固有振動数については,7%以下の推定誤差であることを確認した.そしてモード減衰比についても,モードごとの傾向およびその値が一致していることを確認し,本解析法の有用性を明らかにした.
(3)音響放射パワーの推定 制振材貼付平板が定常加振された場合の音響放射パワーの推定を行い,測定実験の結果,推定値と測定値との間で周波数特性の傾向によい一致がみられ,実用上十分な精度で推定可能であることを明らかにした.
2.音響放射パワーを低減するくぼみの付加方法
(1)くぼみの付加によるモーダルパラメータの変化 くぼみの位置,大きさ,形状を変更させた平板のFEM振動モード解析の結果,付加方法による固有振動数とモードシェイプの変化のしかたを明らかにした.
(2)音響放射パワーを低減するくぼみの付加方法 各付加方法ごとに一点加振時における音響放射パワーを計算した結果,音響放射パワーが小さくなる加振点とくぼみの位置,大きさ,形状との関係を明らかにした.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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