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動的アドレス割り当てに対応した名前サーバーの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10750267
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

今泉 貴史  東京工業大学, 工学部, 講師 (70242287)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードDHCP / DNS / BIND / MobileIP / 名前サーバー
研究概要

本研究においては、DHCPを利用してIPアドレスなどを動的に割りあてられている計算機の情報を、名前サーバで検索するための機構について考察した。具体的には、WindowsNTで供給されているDHCPサーバとWINSサーバを連携し、さらにDNSサーバがWINSサーバに対して問い合わせを行うことで、動的なアドレス取得を実現した。また、BINDの最新の実装であるBIND8を用いて、ダイナミックDNSの機能を利用することで、よりシームレスな連携が可能となる。しかし、実際には、サーバとなる計算機に対してDHCPによりアドレスを割り振ることは適当ではない。DNSのプロトコルアーキテクチャでは、キャッシュ情報がサーバの直接関知しないキャッシュサーバに残る可能性があり、データの有効期限を短くしてキャッシュサーバ上にデータが残らないようにする必要がある。しかし、この措置によりネットワーク全体としてのトラフィックが増大してしまう。DHCPによりアドレスを割り当てるような計算機をDNSに登録したいという要求が、その計算機でサービスを提供するという目的のためならば、DHCPを用いるのではなく、MobileIPを利用して、常に同じIPアドレスを利用しながら通信できる機構を用いる。この機構を利用すれば、計算機のネットワークへの接続点によらず、常に同一なアドレスを利用できる。MobileIPを用いた場合には、外部ネットワークに接続したサーバ計算機へのパケットの配送は、いったん通常のネットワークを経由して行われる。そのため、サーバとクライアント間でネゴシエーションが可能な場合は、気付けアドレスを用いて直接通信を行うのが望ましい。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takashi IMAIZUMI: "PANS : Public Access Network Station"Proc.of the International Workshop on Internet'99. 220-225 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 町田 篤寛: "ネットワーク接続形態の動的な制御に関する研究"日本ソフトウェア科学会第15回大会論文誌. 57-60 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 礒津 政明: "IPv6環境におけるネットワーク利用権限の動的制御"日本ソフトウェア科学会第16回大会論文誌. 249-252 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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