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心臓ペースメーカ共存用携帯電話アンテナ開発実験

研究課題

研究課題/領域番号 10750295
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関東京都立航空工業高等専門学校

研究代表者

若林 良二  東京都立航空工業高等専門学校, 電子工学科, 助教授 (60220836)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードEMC / MSA / ペースメーカ / 携帯電話 / マイクロストリップアンテナ / 円偏波 / 指向性 / FDTD法 / アンテナ / ME / マイクロストリップ / パッチアンテナ
研究概要

心臓ペースメーカ装着者が安心して使用できる携帯電話の実現に向けて,心臓の方向に放射指向特性を持たないマイクロストリップアンテナの開発実験を行った.
初年度は携帯電話からの放射電磁界が,心臓ペースメーカのパルス出力にどの程度影響を及ぼすかを調査した上で,マイクロストリップアンテナにより,目的の放射指向特性を有するアンテナを設計・試作し,放射指向特性測定実験を行った.
また,放射指向特性測定用に円偏波特性を有する対数周期ダイポールアンテナの開発をも行い,設計・試作,指向性の測定実験ならびにモーメント法による解析を行い,さらに,測定試験場において同アンテナを使用した場合の試験場での電磁界減衰特性も併せて解析を行った.
本年度は,昨年度設計・試作し,放射指向特性測定実験ならびにペースメーカヘの影響測定実験を行ったマイクロストリップアンテナの放射指向特性および人体への影響をFDTD法を使用して電磁界分布のシミュレーションを行った.
FDTD法を使用した放射指向特性の解析結果は,時間領域におけるアンテナからの電磁界のガウスパルス応答をフーリエ変換することにより計算した.計算結果からほぼ昨年度の実測値に近い特性が得られることが確認された.しかし,円偏波性については,設計したアンテナの場合,1点給電方式では満足な特性が得られなかったが,2点給電方式では,満足な特性が得られることが分かった.
また,FDTD法を使用したアンテナからの放射電磁界のガウスパルス応答の解析から,人体(特に心臓を含む肩から下方)への影響は通常のアンテナよりも大幅に減少していることが明らかとなった.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] R.Wakabayashi,et al.: "Circularly Polarized Log-Periodic Dipole Antenna for EMI Measurements"IEEE Transaction on Electromagnetic Compatibility. 42・2. 93-99 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 若林良二 他: "心臓ペースメーカ共存用携帯電話MSA"東京都立航空工業高等専門学校平成10年研究紀要. 36. 41-47 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] R.Wakabayashi,et.,al.: "Circularly Polarized Log-Periodic Dipole Antenna for EMI Measurements" IEEE Transaction on Electromagnetic Compatibility. 42・2(in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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