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地理情報システムを用いた都市環境政策の社会的費用便益評価モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10750411
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関大阪大学

研究代表者

藤田 壮  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (70263217)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード環境資源 / GIS / LCA / 立地分析 / CO_2 / 生態系ネットワーク / 細密数値情報 / 環境の経済価値 / 土地分析 / ネットワーク分析
研究概要

本年度の研究では、細密数値情報、地図情報に都市環境データを加えて地理情報システムで解析することにより、都市環境マネジメントでの政策をシステム上で構築し、その客観的な効果の測定を試みた。具体的には生物生態系情報、都市の熱環境情報、都市構造物の代謝情報を分析するフレームを提示し、以下の知見を得た。
(1)生物生態系情報のデータベース化と分析
都市の郊外部における空間マネジメントに生物生態系情報を反映するために、都市スケールの指標生物としてトンボ、地区地域スケールの指標生物としてタヌキを選定して、その生息分布情報をGIS化して、緑地や水面のネットワーク効果を解析した。
(2)都市の熱環境情報の解析と都市政策の評価
大都市のヒートアイランド現象などの熱環境汚染を規定する要素として都市内「風速風向」をGISとしてデータベース化して、細密数値情報の土地利用データから「風」に影響を与える接地層の要素を取り上げ、その影響要素を媒介指標として定量化することにより、都市開発のコントロールの熱県境を改善する効果について検討することが出来た。
(3)都市の構造物の物質代謝分析
都市構造物のデータベースをGISとしてデータベース化してその物質代謝と都市政策による制御効果を100年間の長期にわたるライフサイクル分析によって明らかにするシステムを構築した。具体的にはライフサイクル炭酸ガスを制約条件とする都市環境マネジメントのあり方について提言している。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 李,盛岡,藤田: "都市域におけるビオトープの連続性評価及びエコロジカルネットワーク形成に関する研究"環境システム研究. Vol.27. 285-292 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 盛岡,藤田,芦刈: "大都市における「風の道」維持要因についての調査研究"環境システム研究. Vol.27. 629-636 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤,藤田,盛岡: "都市域における指標生物の移動と緑地の生態ネットワークの分断に関する研究"環境システム研究. Vol.27. 489-498 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 藤田,盛岡,村野: "都市集積地区から発生派生する LCCO_2 の評価の都市環境マネジメントへの展開"環境システム研究. Vol.27. 355-364 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 李,盛岡,藤田: "都市域におけるトンボを指標柱としたビオトープネットワーク形成に関する考察" 環境システム研究. Vol.26. 617-622 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 盛岡,藤田 他: "郊外の都市開発における緑地の生態ネットワーク特性の評価システム" 環境システム研究. Vol.26. 13-20 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 藤田 他: "市街地における生態ネットワーク特性の評価システムに関する調査研究" 環境システム研究. Vol.26. 605-610 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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