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持続可能な消費行動様式への転換による循環形成効果の評価

研究課題

研究課題/領域番号 10750412
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関和歌山大学 (1999)
大阪大学 (1998)

研究代表者

吉田 登  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (60263224)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード持続可能な消費 / 循環 / 指標製品 / 一般均衡 / 消費様式 / 接続可能な消費 / 線形計画
研究概要

持続可能な消費行動様式への転換による循環形成効果の評価について、電子情報機器及び産業機械を対象として、解析をおこなった。
電子情報機器については、既製品の一体型PCを「従来型PC」と定義した上で、消費者は「従来型PC」と「アップグレード型PC」の2つを選択肢としてその一方を選択すると仮定し、「従来型PCを選択する/アップグレード型PCを選択する」という消費選択行動モデルとして、ランダム効用理論の考え方に基づく二項ロジットモデルを採用し、アップグレード型PCの消費者選択行動モデルの中で用いる変数のデータを、アンケート調査(配票調査法)により得た。分析の結果、ユーザーメイドPCの認知度及びアップグレードの知識・技術レベルが、ユーザーメイドPCの選択確率に大きな正の影響を及ぼすこと、適切なサービス・サポートが充分でないと、PCを使いこなす技術を持たない人がユーザーメイドPCを選択する確率が低くなることなどが確認され、消費者に対する製品情報の充足、消費者個人の技能の向上、保証等のメンテナンスサービスの充実が必要であるということが明らかになった。また、循環施行の産業コンプレックス形成におけるライフサイクル管理を評価する、多部門一般均衡モデルを提案した。製品連鎖均衡、回収リサイクル、消費者選択、再使用・更新の4つのサブモジュールからなるモデル構造を描き、PCのリバースロジスティクス、アップグレードPC製品の消費者選択、ガス給湯器の更新と省エネルギーの解析を通じて循環形成の鍵となる各モジュールの操作変数を抽出した。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山本祐吾,盛岡通,吉田登: "アップグレード可能な製品に対する消費者選択行動の調査分析"環境システム研究. vol.27. 457-462 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Noboru Yoshida: "Life CyCle Product Management in Recycle-Oriented Industrial complex"International Workshop on "Construction of Recycle-Oriented Industvial Complex Systems with Environmentally Sound Technology at Societal Experimental Sites"project. 104-115 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 盛岡通,吉田登 他: "情報家電製品の回収システムの評価に関する研究" 環境システム研究. Vol.26. 533-542 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Tohru Morioka,Noboru Yoshida etal: "Study on Life Lyde Assessment of Cycle-oriented Waste Management in Food System" Proceedings of The Third.International Conference on Eco Balance. 187-192 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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