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阪神間における土地利用が熱環境に与える影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10750464
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関兵庫県立人と自然の博物館

研究代表者

赤澤 宏樹  兵庫県立人と自然の博物館, 環境計画研究部, 研究員 (30301807)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード熱環境 / 土地利用 / 緑地構造 / 計画単位 / ランドサットTM / 沿岸域
研究概要

本研究では,沿岸域での熱環境調節に配慮した緑地計画の方向性を探ることを目的として,兵庫県阪神間地域を対象に土地利用および緑地構造が熱環境に与える影響を解析した。解析方法は,以下の3つのデータを用いて行った。
<データ1>
対象地域の緑地構造を把握するため,ランドサットTMデータを用いて植生指標(NVI)を算出し,緑地構造マップを作成した。
<データ2>
対象地域の土地利用現況を整理するため,国土庁細密数値地図(10mメッシュ)を用いて土地利用現況マップを作成した。
<データ3>
対象地域の熱環境を把握するために,ランドサットTMのBand6データから,以下の式を用いて地表面温度を推定した。
R=5.1292×10^<-5>T^2-1.7651×10^<-2>T+1.6023(R:絶対放射輝度,T:絶対温度)
R=V/255×1.7426+0.1534(V:補正済みCCTのBand6デジタル値)
T=172.06387+{√(3.11557801×10^<-4>-2.05168×10^<-4>×(1.6023-R))/1.02584×10^<-4>
以上のデータを用いて,熱環境と土地利用および緑地構造との相関を解析した。解析にあたっては,10m,30m,50m,80m,100m,150mの6段階に土地利用データのメッシュ単位を変化させ,それぞれにおいて熱環境との解析を行った。
結果として,土地利用よりも緑地と熱環境の間に強い相関が見られ,熱環境に配慮した都市計画において緑地配置が非常に重要であることが明らかになった。また,6段階の土地利用のメッシュ単位では,50mメッシュデータにおいて最も高い相関が見られ,熱環境に配慮した都市計画を行う際の計画単位として,50mメッシュ単位が提案できた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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