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ダイコンの稔性回復遺伝子に関する分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10760006
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関京都産業大学

研究代表者

寺地 徹  京都産業大学, 工学部, 助教授 (90202192)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードダイコン / オグラ型細胞質 / 雄性不稔 / 稔性回復 / AFLP / RAPD / ミトコンドリア / orf138 / 稔性回復遺伝子
研究概要

本研究課題では、ダイコンのオグラ型雄性不稔細胞質に対する稔性回復遺伝子の単離を目標に、2年間にわたって各種の分子遺伝学的実験を実施した。研究期間の終了時点では、未だ稔性回復遺伝子そのものをクローニングするにはいたっていないが、今後のダイコンにおける稔性回復遺伝子のmap-basedクローニングに寄与するであろう、連鎖DNAマーカーの選抜に大きな進展がみられた。すなわち交付申請書の予定通り、RAPD法(11.研究発表の欄を参照のこと)、及びAFLP法を、雄性不稔系統'MS源助'、稔性回復系統'コメット'、及びこれらのF2系統に適用し、それぞれ稔性回復遺伝子と強く連鎖するDNAマーカーを発見することができた。またAFLP断片のひとつ(AFLP190)をクローニングとシークエンシングによりSTS化して詳細に解析したところ、このマーカーそれ自身が転写されていることや、マーカーの塩基配列が病害抵抗性遺伝子と構造上の類似点をもつことなど、ユニークな知見を得ることができた。現在、本研究課題で作成した'コメット'のλファージによるゲノミックライブラリーから、AFLP190とハイブリダイズする組換体のスクリーニングを行っており、この組換体の塩基配列情報から、ダイコンのゲノムとシロイヌナズナのゲノムとのマイクロシンテニーの様子が明らかになってくるものと考えている。なお、本研究課題では、オグラ型細胞質特異的な雄性不稔遺伝子orf138を持つ各種組換えプラスミドを構築することができた。これらの組換えプラスミドは、例えばorf138遺伝子産物の抗体を作製する、点突然変異を導入してORF138タンパク質の機能との関連を探るなど、オグラ型雄性不稔/稔性回復システムにおける今後の実験を円滑に進めるうえで大いに役だつものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Mruayama: "Identifioation of RAPD and SCAR markers linked to a restorer gene for Ogura cytoplamic male sterility in radish (Raphanus Sativus L.) by bulked segregant analysis."Breeding Science. 49. 115-121 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Murayama,S.: "Identificutiun of RAPD and SCAR markerelinked to a secteicr ginc for Ogura cytoplasmic male stenility in redislc (Rephanus satisive L.) by lulked segregent analysis" Breedey Science. 49・2 (in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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