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ニホンナシ果実の貯蔵性に関する遺伝子診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 10760019
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関鳥取大学

研究代表者

板井 章浩  鳥取大学, 農学部, 助手 (10252876)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードニホンナシ / エチレン / 貯蔵性 / 遺伝子診断法
研究概要

ニホンナシをはじめとする果樹の育種の問題として、1.実生が結実するまで長年月を要する、2.個体が大きいため広大な圃場を必要とする等1,2年生作物に比べ不利な点が多い。特に果実の重要遺伝形質について評価するためには結実を待たねばならない。このため果樹育種の効率化のためには、実用形質に関連したDNA等の分子マーカーの利用が望まれる。「貯蔵性」という重要な育種目標のひとつについて、「貯蔵性」に密接に関連したエチレンの生合成関連酵素のDNAマーカーを用いて、貯蔵性に関する遺伝子診断法を確立することを目的として実験を行った。これまでに申請者らが単離した3タイプのACC合成酵素の内、2つのタイプの遺伝子をプローブとして用いたサザンハイブリダイゼーションのそれぞれの結果を組み合わせる遺伝子診断法により、ニホンナシ37品種の果実のエチレン生成量を3つのグループに分類できることを明らかにした。この診断法を鳥取大学で育成中の約200系統におよぶ実生集団(おさ二十世紀自殖系統、おさ二十世紀X新水、幸水、豊水、愛宕、慈梨等)に対する適応性を検定し、貯蔵性の遺伝子診断法を確立した。さらに 確立したサザンハイブリダイゼーションを用いた遺伝子診断法では大量(10μg)のDNAおよび特別な施設を必要とするラジオアイソトープ等を使用するため、実際の育種現場で利用するには改良が必要であった。そこでより少量のサンプル(100ng)ですみかつ短時間で判定可能なPCRを利用した応用方法を開発した。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Itai,A.,K.Tanabe,F.Tamura and T.Tanaka: "Isolation of cDNA clones corresponding to genes eypressed during fruit ripewing in Japanese pear(pyrus pyritolia Nakai)"Journal of Experimental Botany. 51(印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Itai et al.: "Identification of 1-aminocyclopropane-1-Carboxylic acid synthase genes controlling the ethylene level of ripening fruit in Japanese pear (Pyrus Pyntotia Nakai)" Mol.Gen.Genet.261. 42-49 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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