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イチョウイモのムカゴと新芋の発達に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10760023
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関秋田県立大学短期大学部

研究代表者

吉田 康徳  秋田県立大学短期大学部, 附属農場, 助手 (40291851)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードイチョウイモ / 新芋 / ムカゴ / ジベレリン / ウニコナゾール / ジャスモン酸誘導体 / 植物成長調整物質 / 日長
研究概要

本実験では,培養系で試験するための基礎的知見を得るため,昨年までの結果より,ムカゴの発育を促進するウニコナゾールと,新芋の発育を促進するジベレリンの効果の再確認を行った.さらに,塊茎形成に作用すると言われているジャスモン酸がジベレリンとの混合処理によって,相乗効果が報告されているので,ジャスモン酸の単独処理と,ジベレリンとの混合処理を行った.
1.主枝の発育
ジベレリン(GA)処理区、ウニコナゾール(Uni)処理区,ジャスモン酸誘導体(PDJ)処理区,およびPDJ+GAとも,対照区を比較して,著しく主枝の伸長を促進する効果は認められなかったが,Uniによって,主枝の伸長は著しく抑制された.主枝の葉数に関しては,いずれの処理区とも,大きな差は認められなかった.
2.ムカゴと新芋の発育
8月5日,9月26日,および主枝の枯れ上がり後の3回掘り取り調査を行った.新芋の発育は,いずれの掘り取り時期においても,GA処理区が大きく,Uni区では最も小さかった,PDJ処理区は新芋の発育を促進せず,GAとの組み合わせによっても,相乗効果は認められなかった.ムカゴの発育は,新芋の発育とは逆にUni処理によって著しく促進され,GA処理によってほとんど認められなかった.PDJは単独,GA混合処理によっても,ムカゴの発育を促進しなかった.
以上の結果より,ジベレリンが新芋の発育を促進し,ムカゴの発育を抑制すること,ウニコナゾールは新芋の発育を抑制し,ムカゴの発育を促進すること,PDJは単独,混合処理区とも,ムカゴと新芋の発育を促進しないことが明らかになった.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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