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転写因子Oct-1のDNA結合ドメインに結合する転写仲介因子の構造と作用機構

研究課題

研究課題/領域番号 10760059
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

稲本 進  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90211747)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードOct-1 / POUドメイン / 転写仲介因子 / コリプレッサー / ヒストン脱アセチル化酵素 / 転写因子 / リプレッサー
研究概要

1.Oct-1のDNA結合(POU)ドメインに結合する転写仲介因子の候補、PIP2の全長cDNAを得るために更にスクリーニングを行った結果、スプライシングの違いにより1164アミノ酸からなるPIP2L及び693アミノ酸からなるPIP2Sが作られることを明らかにした。PIP2SはPIP2LのN末を欠くことからPIP2Lの阻害分子である可能性が示唆された。
2.酵母two-hybridスクリーニングにより細胞周期のM期に重要なpolo-like kinaseの一つ、Snkが0ct-1と相互作用することが示された。Oct-1はM期にそのホメオドメインがリン酸化され不活性化されるが、Snkはそのリン酸化を担う酵素であると期待された。現在その可能性を検証するため、米国House Ear InstituteのDr.Segilと共同研究を行っている。
3.通常は転写活性化因子として働くOct-1が、コラーゲナーゼプロモーターにおいては抑制因子として働く為には、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)をコリプレッサーとして用いていることが昨年度の研究により示唆された。今年度は(1)色々な細胞でコラーゲナーゼプロモーターはOct-1により抑制されるが、HDACの阻害剤トリコスタチンAでその抑制が外れること、(2)HDAC1/2,mSin3A,RbAp48を含むヒストン脱アセチル化酵素複合体がOct-1と相互作用することより、HDAC複合体がコリプレッサーとして働いていることを明らかにした。現在、このプロモーターにおけるヒストンのアセチル化状態の変化を明らかにすることで実際にヒストンの脱アセチル化が関与しているかを検討中である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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