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ヒノキの傷害反応特性と漏脂病発現機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10760092
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 林学
研究機関東京大学

研究代表者

福田 健二  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (30208954)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードヒノキ / 漏脂病 / エチレン / 樹脂道 / 滞水 / 抵抗性家系 / 傷害樹脂道 / 滞水ストレス / クローン / ヒノキ属 / アスナロ属
研究概要

ヒノキ漏脂病の病徴発現機構を明らかにするため、エチレン発生剤であるエスレルをヒノキ、サワラ、アスナロ、ヒノキアスナロの樹幹に塗布したところ、傷害樹脂道形成、樹脂のうの形成、師部組織の壊死などが生じた。
漏脂病罹病木における樹皮からのエチレン生成量を、付傷後一定時間毎に測定したところ、罹病程度の激しい個体は、エチレン生成量が多い傾向がみとめられた。
さらに、エチレン生成の誘因と考えられる滞水ストレスについて検討するため鉢植ヒノキ苗を滞水条件に置き、エチレン生成量を測定したところ、エチレン生成がみとめられた。
また、ヒノキ家系間のエチレン生成能の差異と漏脂病感受性との関係を検討したところ、感受性のクローンは病徴を表さない抵抗性候補クローンに比べてエチレン生成能の高いものが多かった。
これらのことから、漏脂病の病徴発現には、滞水や低温傷害によるストレスエチレンの生成が密接に関与していることが推察された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 楠本大,矢田豊,福田健二,鈴木和夫: "ヒノキ漏脂病罹病木の傷害エチレン生成"日本林学会学術講演集. 110. 675-676 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 福田健二: "マツ材線虫病の病徴進展における生理的変化"樹木医学研究. 3(2). 67-74 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木和夫(編): "樹木医学"朝倉書店. 325 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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