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イネ初期胚発生で発現するホメオボックス遺伝子HOS13の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10760192
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

伊藤 幸博  国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助手 (70280576)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードイネ / 胚発生 / ホメオボックス遺伝子
研究概要

植物は、受精卵からだけでなく分化した細胞からも脱分化を経て完全な個体を形成するが、その遺伝的制御機構は分子レベルではほとんど明らかにされていない。本研究の目的は、球状胚で強く発現し器官分化が見られる直前から発現が見られなくなったイネのKN1型ホメオボックス遺伝子HOS13の胚発生における機能を明らかにすることである。
まず、カリフラワーモザイクウィルス35Sプロモーターを用いてHOS13をセンス方向およびアンチセンス方向に発現するコンストラクトをイネに導入した。しかし、いずれも何ら異常は見られなかった。それに対し、シュートメリステムで特異的に発現するKNI型ホメオボックス遺伝子OSH1、OSH15、OSH71を過剰発現させた場合、正常な再分化が阻害され、未分化なまま増殖を続けた。また、アンチセンスを発現するコンストラクトを導入した場合には、葉に形態異常が見られた。これらのKN1型ホメオボックス遺伝子がコードするホメオドメインは非常によく保存されているが、HOS13では動物も含めて全てのホメオドメインに例外なく保存されているアミノ酸が他のアミノ酸に置換されている。このアミノ酸はDNAへの結合に重要であることが知られている。従って、H0S13はこの1アミノ酸の置換を引き起こす変異のため機能を失った遺伝子であるか、あるいは他のKN1型ホメオボックス遺伝子とは大きく異なった機能を持つ遺伝子に変化したと推定された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y. ITO, M. Eiguchi, N. Kurata: "Expression of novel homeobox genes in early embryogenesis in rice"Biochimica et Biophysica Acta. 1444. 445-450 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] N. Sentoku, Y. Sato, N. Kurata, Y. Ito, H. Kitano, M. Matsuoka: "Regional expression of the rice KN1-type homeobox gene family during embiyo, shoot and flower development"Planet Cell. 11. 1651-1663 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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