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心筋細胞におけるTWIK型K+チャネルの分子生物学的同定および生理的機能

研究課題

研究課題/領域番号 10770022
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生理学一般
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

森島 繁  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (50290911)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード心室筋細胞 / TWIK型チャネル / K^+チャネル / 持続性電流 / TWIK
研究概要

ラット胎仔・新生仔心室筋細胞に見られる持続性外向き整流性電流とTWIK型チャネルの関係について調べた。まず、電気生理学的にラット胎仔および新生仔に見られる電流をホールセル・パッチクランプ法を用いて同定した。この電流は主としてK+を透過させる電流であり、ー部Na+も透過させることが判明した。この電流は外向き整流性を示し、高い脱分極で脱活性化を示し、pH感受性であった。しかし、lto電流とは異なり、4-アミノピリジンによってブロックされなかった。この電流は成長するにしたがい、心室筋細胞には見られなくなることも明らかにした。この電流の分子的実体を明らかにするため、候補遺伝子を、持続性・pH感受性などの点においてその性質の似ているTWIK型K+チャネルに求めた。まず、既知のTWIK型K+チャネルであるTWIK,TREK,TASKなどの配列を元に、ラット心室筋のRT-PCRを行ったところ、既知のTWIKチャネル、及び、TASKに類似した未知のmRNAの発現を認めた。RNAse protection assayによればTWlKチャネルの発現量は、成長に伴ってやや増加傾向を認めたが、TASK型チャネルの発現は成長ラットには見られなかった。現在このチャネルを5'-RACE法などによりクローニシグ中であり、その後、カエル卵母細胞および哺乳類培養細胞に発現させ、その電気生理学的性質を明かにする予定である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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