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Trypanosoma cruziに対する感染防御におけるNKT細胞の役割

研究課題

研究課題/領域番号 10770107
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関九州大学

研究代表者

濱野 真二郎  九州大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70294915)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードTrypanosoma cruzi / NKT / 原虫 / 感染 / IL-2Rβ / NK1・1 / CD3 / IL-12
研究概要

C57BL/6マウスにおいてT.Cruzi Tulahuen株(南米株)感染時のNKT細胞の動態を経時的に追跡したところ、原虫血症が爆発約に上昇する感染7日日〜14日日に一致して、肝脾のNK1.1^+ CD3^<intermediate>T(NKT)細胞が著明に減少することが見出された。また、この減少は感染30日目以降も続いていることが確認された。FACSを用いて細胞表面IL-2Rβ、NX1.1、CD3分子を染色したところ、未感染状態ではNKT細胞の大部分がIL-2Rβ^+CD3^<intermediate>T細胞に含有され、感染7日日〜14日日にこのIL-2Rβ^+CD3^<intermediate >T細胞上のNK1.1分子の発現が減少することが確認された。以上より、NKT細胞の減少は見かけ上のものであり、NK1.1分子のdown-modulationが起こっていることが判明した。
NK1.1分子のdown-modulationに関しては結核感染で同様の報告がある。結核感染では感染時に産生されるIL-12に依存した減少であった。今回のT.Cruzi感染系でもIL-12の持続的な産生が確認され、この持続的なIL-12の産生に依存してNK1.1分子のdown-modulationが起こることが判明した。また、NK1.1分子のdown-modulationはいくつかのstrainのT.Cruzi感染でも認められ、T.Cruzi感染で共通して認められる現象であることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shinjiro Hamano: "Role of macrophages in acute murine cytomegalovirus intection" Microbiology and Immunology. 42. 607-616 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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