• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

C型肝炎ウイルスミニゲノムを用いたウイルス複製機構の分子解析

研究課題

研究課題/領域番号 10770136
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関(財)東京都医学研究機構

研究代表者

田中 良和  財団法人 東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (50291159)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードC型肝炎 / ウイルス複製 / 分子生物学
研究概要

C型肝炎ウイルス(HCV)のNS5B蛋白質がin vitroにおいてRNA依存性RNAポリメラーゼ活性を有することが明らかにされたが、鋳型RNAに対する特異性がないことが報告されている。一方、HCVが極限られた細胞でしか増殖できず、同じ培養細胞を用いてもウイルス株により感染複製効率が異なるということからウイルス複製を制御している細胞側因子およびウイルス側因子が存在することが考えられる。これらウイルス複製制御因子を解析していくことはウィルス持続感染機構および病原性発現機構を明らかにする上で重要である。そこで、ウイルス分子複製機構を解析するためにウイルスの5'UTRと3'X領域の間にレポーター遺伝子(基質の異なる2種類のルシフェラーゼ)をもつミニウイルスゲノムを構築した。このミニウイルスゲノムは(+)鎖および(-)鎖の合成に伴いルシフェラーゼ活性を示した。また、ウイルス蛋白質のどの領域がウイルス複製を担っているのかを明らかにするためにCre/loxP発現システムを利用して各ウイルス蛋白質を培養細胞内で発現させることを試みている。これらのシステムを組み合わせることにより細胞内における本来のウイルス複製、成熟過程に準じた系を再現できウイルス複製効率をレポーター蛋白質の生物学的活性で定量化することが可能となる。今後、ウイルス複製を担うウイルス側および細胞側因子を同定し、ウイルスゲノムとウイルス蛋白質および細胞側因子との相互作用を明らかにすべく研究を進めている。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌]

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌]

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi