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ジーンターゲティング法を用いたアルデヒト脱水素酵素(aldh)2次損マウスの作成

研究課題

研究課題/領域番号 10770158
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関産業医科大学

研究代表者

北川 恭子  産業医科大学, 医学部, 助手 (20299605)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードノックアウトマウス / アルデヒド脱水素酵素 / ジーンターゲティング
研究概要

1 ALDH2ノックアウトマウスの作成
F2マウスから戻し交配を行った結果N7まで進み、戻し交配はほぼ完了した。今後はマウスの諸実験に用いると共に、Aldh2 homo mutantマウスを凍結受精卵として保存する。
2 in vitro系でのALDH2の解析(F2およびF3マウス肝粗画分での検討)
(1)ミトコンドリア分画のアセトアルデヒドに対する酵素活性は、Aldh2 homo wildマウス由来の場合と比較してheterozygoteでは約1/2に低下、homo mutantでは完全消失していた。
(2)抗ALDH2抗体を作成し、粗画分をwestern blot法で解析した。抗体はALDH2+/+、+/-mice由来ミトコンドリア分画を認識し、そのタンパクはリコンビナントmALDH2と等しいサイズを示した。
(1),(2)の結果から、mALDH2欠失を目的としたAldh2 targetingの成功は、タンパクレベルでも証明された。
(3)各種基質に対する酵素活性を測定、比較した。ミトコンドリア分画の活性レベルはALDH2の基質となる複数のアルデヒド体に対してAldh2 gene dosage effectが認められたが、細胞質分画の活性にはAldh1,3の選択的気質に対してgenotypeの影響は認められなかった。よってALDH2欠失時もAldh1,3の代償は発生していないと推測された。
3 メトキシエタノール(ME)の連続経口投与(5日間)による精巣毒性
F3マウスでは300mg/kgBW/day以上で精巣重量の有意な低下を示し、組織像としては精母細胞に障害が観察された。2-(3)でhomo mutantマウス由来肝粗分画のみMEの代謝産物に対して酵素活性を持たなかったことから、現在ALDH2欠損が上記精巣障害に及ぼす影響を検討中である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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