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アルツハイマー型痴呆患者の転倒の予測因子としての歩行の変動性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10770165
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関西南女学院大学

研究代表者

中村 高志 (中村 貴志)  西南女学院大学, 保健福祉学部, 講師 (70292505)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードアルツハイマー型痴呆 / 転倒 / 歩行の変動性
研究概要

記憶の想起に関する認知課題を遂行しながら歩いた時の歩行の変動性、過去の転倒経験の有無、運動能力および痴呆に関する臨床データを初回調査時に測定し、今年度、追跡調査が可能であった軽度のアルツハイマー型痴呆患者45名、80歳未満の健常高齢者19名および80歳以上の健常高齢者17名を対象に、1年間の追跡期間における転倒の有無と転倒の関連要因について検討した。
転倒の有無を目的変数とし、歩行検査の結果、運動能力および痴呆に関する臨床データを説明変数とした多重ロジステイック分析を行った結果、「過去の転倒経験」、「自由歩行と認知課題を同時に遂行する条件下の歩行における速度の変動性の差、立脚時間の変動性の差」が有意な関連性をもった項目として抽出できた。さらに、アルツハイマー型痴呆群では、「徘徊」と「精神症状の悪化」が高い関連性を示した。
以上の結果から、記憶想起に関する認知課題を遂行しながら歩いた時の歩行の変動性と自由歩行時の変動性を測定し、比較する簡便な方法は、転倒の予測や予防に有効な手段と考えた。また、歩行の不安定さを示すアルツハイマー型痴呆患者が、「徘徊」や「精神症状の悪化」を合併している場合、転倒の予防に対するケアが重要と考えた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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