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在宅障害者の日常生活活動の認識と質の評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10770181
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関広島県立保健福祉短期大学

研究代表者

吉川 ひろみ  広島県立保健福祉短期大学, 作業療法学科, 助教授 (00191560)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード日常生活活動(ADL) / 作業遂行 / 評価法 / COPM / AMPS / 障害者 / 日常生活活動 / 評価
研究概要

個人の価値観や多様なライフスタイルを反映する日常生活活動(ADL)の認識と質を評価する方法を,カナダ作業遂行測定(COPM : Canadian Occupational Performance Measure)と運動とプロセス技能評価(AMPS : Assessment of Motor and Process Skills)の日本での試用を通して検討した。COPMは対象者がADLの何を重要と思い,どの程度満足しているかという認識を測定し,AMPSはADLの動作の質を測定する.
本研究期間に,研究協力者育成のためCOPMに関する説明会を実施し,作業療法の各領域での対象者にCOPMを実施した.平成11年2月にCOPMの日本での実施に関する調査を行い,欧米で指摘されている問題と同様に評価時間の確保に困難があることを認めた.また,文化的問題も明らかになった.しかし,日本での事例を通して,対象者にとって重要な日常生活の中の活動を対象者と共に探る手段として,また活動に対する対象者の遂行や満足の自己評価の手段として,COPMが有用であることが確認できた.日本でのCOPMの利用については報告書を作成して関係者に配布した.
AMPSを実施するためにはコロラド州立大学内にあるAMPSプロジェクトが主催する5日間の講習会で認定を受ける必要がある.本研究期間中に国内の認定評価者との検討,打ち合わせを通して,平成12年5月に広島で国内初のAMPS講習会開催が決定した.
リハビリテーションだけではなく,公衆衛生活動の成果を示す指標として生活機能が注目されつつある.従来の評価に加えてCOPMを実施することにより,対象者の主体的参加を伴う保健サービスが展開される可能性がある.また習慣化された日常の動作の円滑さなどはAMPSによって評価できる.韓国,台湾,香港でもCOPMやAMPSの利用が始まっているので,今後はアジア諸国との比較研究も行いたい.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 吉川ひろみ: "カナダ作業遂行測定(COPM)の使用経験"作業療法. 17・3. 230-237 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 吉川ひろみ: "生活における活動の主観的評価:COPM再テスト信頼性の検討"リハビリテーション医学. 36・12. 1018 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 吉川ひろみ: "2つの作業遂行モデルの比較:Pedrettiaモデルとカナダモデル"作業療法. 18・特別号. 463 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 吉川ひろみ: "在宅障害者のために最適なADL評価法の検討"日本公衆衛生雑誌 第58回日本公衆衛生学会総会抄録集. 46・10 特別附録. 355 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshikawa Hiromi: "The use of Canadian Occupational Performance Measure: Survey of Japanese O.T."The Second Asia-Pacific Occupational Therapy Congress. Abstract Book. 140 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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