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自己免疫疾患におけるCD31分子の役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10770201
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

多田 芳史  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (70284627)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード自己免疫疾患 / コラーゲン関節炎 / CD31 / 実験的脳脊髄炎
研究概要

本研究においては、CD31欠損マウスに自己免疫疾患のモデルを誘導し、自己免疫疾患におけるCD31分子の役割を解析することを目的とした。実験的脳脊髄炎(EAE)については1回の実験を行ったが、疾患の発症が悪く、現在はコラーゲン関節炎(CIA)に関してのみ実験を行っている。
実験の結果
1.マウスの作製 CD31欠損マウスをDBA/1マウスに6世代戻し交配を行い、CD31+/-マウスを交配してCD31+/+、CD31+/-、CD31-/-マウスを作製した。
2.CIAの発症 II型コラーゲンを2回免疫してCIAを誘導した。いままでに3回の実験を行った。関節炎の発症率は+/+76.2%、+/-89.3%、-/-95.5%と、CD31-/-マウスではCD31+/+マウスに比べて高い発症率を示し、CD31+/-マウスはその中間であった。また、関節点数(重症度を表す)は最終で+/+4.10、+/-4.71、-/-5.64であり、有意差はないがやはり-/-マウスでより重症の傾向がみられた。関節の組織の検討では、発症したマウスでは有意な差は認められなかった。
3.抗体価 抗II型コラーゲン抗体価は+/+、+/-、-/-マウスで有意な差は認められなかった。現在、リンパ節細胞のコラーゲンに対する反応を検討中である。
4.まとめ 現在までの結果では、CD31-/-マウスはコントロールに比べてCIAがより高頻度に発症し、その程度も強い傾向が見られる。今後も実験を繰り返し、そのメカニズムを解析していく予定である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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