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腸上皮細胞における圧力負荷時の細胞内シグナル伝達機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10770244
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

岸川 浩  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50276234)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード物理的圧力負荷 / IL-6 / NF-kappaB / I-kappaB / NF-IL6 / 小腸粘膜細胞 / 細胞内シグナル伝達機構 / MAPキナーゼ / 早期発現遺伝子
研究概要

腸管上皮細胞にかかる3つの圧力負荷、つまりshear stress,intramural pressure,wall tensionの中で我々は現在までに、特に純粋なintramural pressureが小腸上皮細胞に与える影響について検討し、生理的にも生じうる80mmHgをピークとして主にMAPKを介して細胞増殖能が促進されることを明らかにしてきた。今回我々は圧力負荷に伴う転写因子の活性化および炎症性サイトカインであるIL-6産生の変化を検討した。
I kappaBのリン酸化はwestern blot法にて検討した。また培養細胞より核蛋白を抽出しgel shift assayを用い、NF-kappa B、NF-IL6の発現について検討した。圧力負荷後のIL-6の産生については7TD1を用いたcell proliferation assayにて検討した。
その結果、NF-kappa B、NF-IL6の活性化は圧力負荷1時間後より認められ、また、同様に圧力負荷1時間後よりI kappaBのリン酸化が亢進していた。IL-6の産生は圧力負荷24時間後より増加していた。このことから圧力負荷に伴うIL-6の産生の増加に、I kappaBのリン酸化と分解、NF-kappaB、NF-IL6の核内への移行と転写活性化が関与している可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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